とうもろこしとトレビスのリゾット――「シンプル リトル クチーナ」佐藤夢之介シェフがこの組み合わせを思いついたのは、炭火で焼いた焼きとうもろこしを食べていたときだそうです。焼きとうもろこしの甘みと焦げた苦みの絶妙なハーモニーからインスパイアされたのが、苦みが印象的なチコリ系のトレビス。ニンニクオイルで香ばしく炒めたとうもろこしとトレビスを合わせることで、甘みと苦みがあと引くおいしさのリゾットが完成しました。
野菜ブイヨン(またはアサリだし)、とうもろこしの芯を昆布だし(または水)で煮出しただし、白インゲン豆のピュレが味わいを深くしています。赤紫の色もきれいなトレビスは、仕上げに合わせて食感を残しましょう。佐藤シェフの著書『旬の野菜でシンプル・イタリアン』より。
【材料 2人分】
・とうもろこし(ゴールドラッシュなど甘めのものがよい) 1本
・トレビス 1/4個
・玄米 (炊き上がり) 300g
・
野菜ブイヨンまたはアサリだし(下記参照) 300cc
・昆布だし(下記参照)または水 200cc
・
ニンニクオイル 大さじ1
・仕上げのオリーブオイル 大さじ1
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 適量
・パルミジャーノ お好みで
■白インゲン豆のピュレ(作りやすい分量)
・白インゲン豆 250g
・ミネラルウォーター(軟水) 2リットル
・昆布 15cm角1枚
・干し椎茸 2個
・玉ねぎ 1/4個
・セロリ、ニンジン 各1/4本
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 大さじ1
■アサリだし(360cc分)
・アサリ 400g
・水 400cc
・昆布 10cm角1枚
■昆布だし(作りやすい分量)
・水 1リットル(煮出しの場合は浄水か軟水が好ましい)
・昆布(おすすめは上品なだしがとれる利尻昆布か、優しいだしがとれる山出し昆布) 20g
※エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。