クロスはイタリア「ソサエティ」製。テーブルランナーは、きっちりと左右に走らせるのではなく、あえて斜めにランダムに敷くと、よりリラックスした雰囲気になる。「ソサエティ」のクロスの洗いざらしたような風合いが、森の中にある多美保さんウィークエンドハウスの雰囲気に調和する。Tips4
屋外での食事にこそテーブルクロスが必需品
過ごしやすい季節や、サマーバケーションの時期には、テラスなどの屋外で食事をすることも増えます。そういった、もっともカジュアルなシーンこそ、“布もの”の威力が発揮されると多美保さんは言います。
「プラスチックの折りたたみ式や、ガーデン用の木板のテーブルであっても、クロスを掛けるだけで美しく楽しい食事の場に整えることができます。そういったシーンには、カジュアル感のある素材や柄を思い切り楽しみます」
洗いざらしのような風合いのリネンのテーブルクロスを広げ、ギンガムチェックやストライプ、小花柄といった柄違いのテーブルランナーを、あえて無造作に敷いて。
緑豊かな自然の景色を背景にした、パッと花が咲いたかのように彩り鮮やかなテーブルが、画になる美しいひとときを演出します。
横瀬多美保/Tamiho Yokose
インテリアスタイリスト
東京都生まれ。テーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト。テーブルコーディネーターの故クニエダヤスエ氏に師事。女性誌や料理本、百貨店のディスプレイなどのスタイリングに携わる。新旧、和洋を自在に織り交ぜた、モダンでエレガントなコーディネートに定評がある。『家庭画報』とのおつきあいは30年近く。流行や時代の変化をしなやかに受け止めながら、幸福感漂う美しい暮らしを提案し続けている。2018年4月より、
コミュニティFM「渋谷のラジオ」にて、隔週水曜日12時30分~12時55分『渋谷のテーブル』にゲスト出演中。
『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』 2019年10月2日発売!
『家庭画報』をはじめとする女性誌で活躍する、インテリアスタイリスト・横瀬多美保さん。ご自身の1LDKでの暮らしを1年間にわたり追った『家庭画報.com』の人気連載が、ついに一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開! 今すぐ活用できる暮らしのtipsが満載です。