次に、マドンナを見ていきましょう。
マドンナの生年月日は1958年8月16日。ファーストナンバーは「誕生日の日にちのみを一桁になるまで足した数字」なので、 1+6=7です。
セカンドナンバーは「誕生日の西暦・月・日を一桁になるまで足した数字」なので、1+9+5+8+8+1+6=38→3+8=11です。
サードナンバーは「誕生日の月・日を一桁になるまで足した数字」なので、8+1+6=15→1+5=6です。
生まれ持っての強みを表すファーストナンバーは「7」。何事にも妥協をせず、ひとりで完璧を目指す人物です。
マドンナは常に、曲のイメージに合わせて、衣装やヘアメイクはもちろん、体型までも変化させて、異なる女性像を完璧に演じています。ここには、「7」の持つ完璧主義という特徴が表れていると思います。
しかも、それは彼女にとって「生まれ持っての強み」ですから、意外と周囲が考えているほどは苦労せずにできてきたのかもしれませんね。ただ、「7」には、クールな職人気質という側面もあるので、周囲の人やファンから「何を考えているのか分からない」と思われてしまうこともあるかもしれません。
その一方で、人から頼まれると断れない面倒見のよさも持っていて、義理人情にも厚い性格だとお見受けします。
マドンナの本質を表すセカンドナンバーは「11」 。人一倍感受性が鋭く、神聖なものや美しいものを敏感に捉えられる、繊細な感性の持ち主であることを表しています。
私たちに鮮烈な印象を残したマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』。曲名やファッション、ミュージックビデオが話題になり、一躍スターダムに躍り出ました。「11」を持っているだけに、セルフブランディング力がとても高かったのだと思います。
「11」と「7」の特徴が相まって、彼女は人と違ったやり方を好み、それを貫くタイプ。そのことでたとえ人から誤解を受けてしまっても仕方ない、それより自分なりの生き方を貫くという考え方です。でも、そんな性格が功を奏して、ゆるぎないスーパースターの地位を獲得できたのでしょう。
今後の目標を表すサードナンバーは「6」。マドンナは今後、「無償の愛」を追求していくでしょう。セルフコンパッション(=自分を満たすこと)の重要性が増すはずです。
彼女は実際に、チャリティーライブへ出演したり、アフリカのマラウイから養子を迎え、さらにマラウイに子供用の病院を建てたりと、人々に無償の愛を与える活動に熱心に取り組んでいます。
それから、皆さんすでにお気づきのことと思いますが、この二人は、なんと2つも共通の数字を持っているのです!これほどのスーパースターの2人が、「6」と「11」という同じ数字を2つも持っている。
しかも、「11」はマスターナンバー! まさに奇跡ですよね。そのため、2人はとても似た空気をまとっていて、言葉でいろいろと説明しなくても、さまざまなことをきっと自然とわかり合えていたはずなのです。
サードナンバーに「6」を持つマドンナの人生の目標は、無償の愛の実践です。その「6」をマイケルはセカンドナンバーに持っています。
これは、マドンナが目標に掲げて頑張って行っていることを、奉仕の精神を本質的に備えているマイケルは子供の頃から特に意識せずとも行ってきたということを表しています。ですからマドンナは、マイケルのことを「愛を配り、愛を受け取るのが上手だな」と羨ましく思い、尊敬の念を抱いていたのだろうと考えられます。素敵な関係ですね。
さらに、2人が持っている「11」には、常識の枠には収まりきらない”ひらめき型の感覚人間”ということや、革命を起こすという意味もあります。
マイケルが歌とダンスを融合し、それをビデオクリップという映像を使って私たちに訴えかけてきたことは、当時の音楽界では革命的なことでした。一方のマドンナは女性シンガーとしてスーパースターであり続けるという稀有な存在であり、さらに、最近ではデモに参加して、「みんな、革命を起こす用意はできてる?」と呼びかけています。
いかがでしたでしょうか。数字の持つ特徴がよく表れていると思いませんか。類い稀な才能を持つ彼らの性質や考え方がよりわかり、2人の関係性についても、きっと新たな発見があったのではないでしょうか。
そして、数字の持つイメージや、数字の”パワー”を感じていただけたことと思います。今回の読み解きで、数字にさらに興味を持っていただけたら、これ以上の喜びはありません。