【作り方】
1:実のほうは、ヘタの先端をできるだけ短くなるように切り落とし、すぐ下にある硬く出っ張った部分を包丁でむき取る。
2:オクラの花はガクを手でむき取る。
3:下ごしらえしたオクラの実(右)と花(左)。揚げ油を火にかけ、180℃に温める。
4:薄力粉をまぶし、箸でトントンとはたいて余分な粉を落とす。
5:ころもにくぐらせる。
6:180℃に温めた揚げ油に入れる。細かい泡がいっせいに立ち、パチパチと高い音で油がはねます。あまりさわらないように揚げる。
7:40秒くらいで少し泡が落ち着いたら裏に返す。
8:ころもから出る泡が少なくなり、はねる音が低くなれば揚げ上がり。目安は花が50秒、実は1分10秒ほど。取り出して紙にのせ、油をきる。
9:目指す揚げ上がりはこんな感じ。ころもはカリッとしていながら、内側は柔らかくしっとり。
「天ぷらが上手に揚げられない」という悩みに答えるレシピ本。教えるのは、銀座の名店「てんぷら近藤」主人。使うのは、ご家庭のフライパン。使う揚げ油は、高さ3cm分。これで、絶品の天ぷらが作れます。この本では、野菜や魚介、36種の天ぷらの作り方を、”動画のように”細かくプロセス写真で追って解説するので、どなたにも分かりやすく、作りやすさバツグン! 天丼や天茶など、天ぷらを使ったアレンジメニューもご紹介します。
近藤文夫(著)
定価:本体1,600円+税
撮影:日置武晴