【特集】あの最高峰時計はなぜ愛されるのか? 家庭画報.comが最高峰時計ブランドの“愛される理由”を徹底分析。各ブランドから、歴史や性能を楽しめる「入門時計」、私のスタイルにフィットする「定番時計」、いつかは欲しい「夢時計」の3本をご紹介します。
特集TOPはこちら>> 「リシャール・ミル」とは――
ラグジュアリーブランドのCEOも務めたリシャール・ミルは、50歳のときに既存の概念を超えた21世紀の時計作りを目標に時計ブランドの立ち上げを決心。2001年にスイスで「リシャール・ミル」を創業。“RM001トゥールビヨン”を発表し、時計業界に旋風を巻き起こしました。
F1や航空宇宙産業において使用される最新技術やチタンやカーボンなどの素材を厳選使用し、重厚なトノウ型の外見ながらボールペン1本ほどの軽さのモデルもあったのです。この完璧さを追求した唯一無二の“究極の時計”にロマンを感じるファンも多く、高額でも購入希望者が殺到! 瞬く間に最高峰時計ブランドの仲間入りを果たしました。1本の平均価格が約2500万円することから、“成功者の時計”ともいわれています。
CEO、ウォッチコンセプターを務めるリシャール・ミル。現在「リシャール・ミル」コレクションには70を超えるモデルがありますが、そのすべての時計の開発に携わっています。2018年の新作「RM 53-01 トゥールビヨン パブロ・マクドナウ」は世界限定30本。時計のムーブメントをワイヤー吊りにするという技術力を証明したモデルです。(カーボンTPT®ケース、50m防水、約70時間パワーリザーブ、ケース縦44.50mm×横49.94mm×厚さ16.15mm、手巻きトゥールビヨン)1億230万円〈予定価格〉/リシャール・ミル世界のトップアスリートとのパートナーシップ
「リシャール・ミル」は性能をさらに進化させるため、世界で活躍するトップアスリートたちとパートナーシップを締結。テニスのラファエル・ナダル選手やマクラーレン・フォーミュラ1チームらに「リシャール・ミル」を競技中に使用してもらい、衝撃の強さと優れた装着感を証明しています。
またアスリートたちの意見を時計製作に活かし、“リシャール・ミル ファミリー”として一緒に商品開発をしているのも特徴のひとつです。
2018年より「リシャール・ミル ファミリー」に加わった、人気女子プロゴルファーの青木瀬令奈さん。着用モデルはRM 07-01 カーボンTPT®チタニウム。日本人では、男子プロゴルファーの宮里優作選手や阪神タイガースの金本知憲監督もファミリーの一員です。 表示価格はすべて税別です。 撮影/サトウアサ 取材・文/磯 由利子