リネンは洗うほどにしなやかさを増し、独特の風合いが出るのも魅力。Tips2
自然と調和するのは洗いざらしのリネン
「自然に囲まれたリラックスした場所には、リネン類も洗いざらしのような、ナチュラルな風合いが似合います」という多美保さん。
ウィークエンドハウスのテーブル用には、イタリアの老舗ファブリックメーカー「SOCIETY(ソサエティ)」のものを多く愛用しています。テラスのテーブルに広げたのも、その中の1枚。ベージュのウォッシュドリネンに、帯状にレースが施されています。
実家で使用していた「ダンスク」のカトラリーに、縁がフリンジ仕上げになったしなやかなナプキンをくるりとひと結びしてカジュアルにセッティングしました。
水揚げ中のバケツいっぱいの草花に、興味津々な愛犬クロベエ。別荘に行く時は、いつも一緒なのだそう。テラスのテーブルの花をいける多美保さん。心地よい自然に囲まれて、おのずとやわらかな笑顔に。Tips3
野の花を摘んで、テーブル花をアレンジ
「ここにはたくさんの野の花が咲いていて、それを摘むのが楽しいんです」
ハサミを手に敷地の中をひと回りして集めた花や葉、実ものを、テーブル花のアレンジに。
ランなど普段使っている花材のあしらいとはひと味違った、ふんわりとした仕上がりが、お母さまの器を使ったロマンティックな雰囲気のコーディネートに調和しています。
「こうして過ごしていると、童心に帰るからなのでしょうか。不思議と、山小屋風の建物の雰囲気に合う、普段はあまりしない甘さのあるコーディネートをしたくなります。東京にいると、休みの日であっても仕事のことなどが頭の中を巡ってしまいがちですが、別荘で過ごすことで本当にリフレッシュできますね」
ウィークエンドハウスならではの開放感溢れるコーディネートの食卓は、心にも新鮮な風を吹き込んでくれるようです。