葵祭や時代祭の祭礼の門としても知られる堺町御門の南に聚楽壁に囲まれた端正なカウンター席を設けたお店がオープンしました。
料理は茶懐石をもとに一口のご飯に代わる飯蒸しから始まり、一献、小吸い物、向付がそれに続きます。 「下ごしらえからだしまで、料理のすべてに店の井戸水を使っています。煮物椀をメインと考え、お客さまの前で削ったかつお節とまぐろ節でひいただしを味わっていただきます」と店主の木山義朗さん。 15年間研鑽を積んだ「和久傳」で培ったもてなしの心と料理の技を芯に、自分なりの仕事、器、お酒のセレクトで魅了しています。
下写真はきゅうりとじゅんさいをあしらったあこうの煮物椀、すっぽん飯蒸し。昼1万円、夜1万5000円~。要予約。
Information
木山
京都市中京区堺町通竹屋町下ル西側ヴェルドール御所1階
家庭画報』2017年8月号掲載
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。