クッションとクロスは「マニュエル カノヴァス」製の生地で、「トミタテキスタイル」でオーダした。お揃いの生地にすることで統一感が生まれ、アウトドアリビングらしい空間へと整う。【作り方】(1)ビニールで砂約30gを包んで縛り、重りを作る。
(2)市販のカーテンクリップのフックに両面テープを貼り、その上から麻紐を巻きつける。
(3) 2のフックの先から、麻紐が長さ5㎝程度下がるようにして、先端に結び目を作る。
(4) 生地を1辺約12㎝の正方形に断ち、1を中に入れて、四角錐型に折る。(型紙を作って、折れ線を生地に写してアイロンをかけておくと、スムーズに作業できる)
(5) 四角錐の4辺を縫う。先端に3の結び目を入れて留め縫う。
Tips4
手作りクロスウエイトはアウトドアリビングの必需品
ウィークエンドハウスで過ごしている時には、開放感溢れる屋外での食事やティータイムを楽しむことが多い多美保さん。
陽の光がそそぎ、空が見え、風を感じられる場所に、お気に入りのテーブルクロスを広げてクッションを置き、あっという間にその場をアウトドアリビングへと様変わりさせます。
そんなシーンに欠かせないのが、四隅につけるクロスウェイト。
「このデザインは、南仏のエクサンプロバンスの野外見本市で見つけたものをヒントにしています。そのクロスウエイトは、南仏の砂浜で楽しむテーブルのために作られたと聞き、素敵だなと思って購入したのですが、実際に使うと生地の目から砂が漏れてしまったんです。そこで、中に入っている重りの砂をビニール袋で包むことで、漏れ出てしまうという難点を改良しました。好みの色柄のリネンを使って、手縫いで簡単に手作りできますよ。気負いのないカジュアルな感じが、アウトドアシーンにぴったりだと思います」
テーブルクロスが風で翻ったり、ずれたりすることを気にせずに、屋外でのテーブルコーディネートを楽しめます。
横瀬多美保/Tamiho Yokose
インテリアスタイリスト
東京都生まれ。テーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト。テーブルコーディネーターの故クニエダヤスエ氏に師事。女性誌や料理本、百貨店のディスプレイなどのスタイリングに携わる。新旧、和洋を自在に織り交ぜた、モダンでエレガントなコーディネートに定評がある。『家庭画報』とのおつきあいは30年近く。流行や時代の変化をしなやかに受け止めながら、幸福感漂う美しい暮らしを提案し続けている。2018年4月より、
コミュニティFM「渋谷のラジオ」にて、隔週水曜日12時30分~12時55分『渋谷のテーブル』にゲスト出演中。
『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』 2019年10月2日発売!
『家庭画報』をはじめとする女性誌で活躍する、インテリアスタイリスト・横瀬多美保さん。ご自身の1LDKでの暮らしを1年間にわたり追った『家庭画報.com』の人気連載が、ついに一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開! 今すぐ活用できる暮らしのtipsが満載です。