感情的になるシーンは相手を信頼していないと委ねられない
「高校生チームから先に撮影していて。大根さんが大切なシーンの前には高校生チームの映像を観せてくれるんです。(篠原)涼子さんとのシーンの直前に観たのは、ちょうどチーム名を決めるシーン。“サニーがいいんじゃない?”って心が言うんですよね。それを観たら、“こんなにキラキラしていたんだ”って、胸がいっぱいになっちゃって。今はこれかぁ、つらいなぁ……っていう気持ちに。大根さんは、気持ちのきっかけを作ってくださるのがうまいんですよね。でも、すごく粘る方でもあるので、もう無理っていうぐらいテイク数を重ねて。穏やかな精神状態で臨めるシーンではなかったので、追い詰められましたけど、結果的にはそれでよかったなと思っています」
また、以前ドラマで共演した経験のある篠原さんとは久々の再会だったものの、「撮影が終わって大人チームでごはんを食べに行ったり、みんなで一緒に過ごす時間があったんです」。その時間を経てからの篠原さんと2人のシーンだったおかげで、「リラックスできる関係を作れてからだったので、心置きなくできました。感情的になるシーンは、相手を信頼していないとなかなか委ねきれないんですよね。だから、いい状態でできたと思います」。
篠原さんとのシーンでは、現場でセリフを足したりも。「より心(しん)のアップダウンする感じが出せてよかったなと思っています」