夏に収穫して「冬まで保存がきく」という意味で名が付けられた冬瓜と、夏バテ予防効果のあるオクラをヘルシーな玄米リゾットに。冬瓜はアサリだしを含ませてジューシーな味 わいに仕立て、オクラは切り口を香ばしく焼いて味のアクセントにします。
本場イタリアのリゾットは白米を炒めるところから始めて短時間で仕上げますが、玄米は火を通すのに時間がかかるので、あらかじめ炊飯器などで炊き上げたものを使って時間を短縮します。玄米と野菜を合わせたら、強火で短時間のうちに仕上げることがポイント。時間をかけると玄米がふやけて雑炊になってしまうからです。「シンプル リトル クチーナ」佐藤夢之介シェフによると、家庭用のコンロで一度に美味しく作れる量はレシピの2人分くらいまでだそう。お好みでチーズを混ぜたり、白インゲン豆のピュレを増やしても美味しくいただけますよ。佐藤シェフの『旬の野菜でシンプル・イタリアン』より。
【材料 2人分】
・生姜(絞り汁) 10cc
・冬瓜 200~300g
・オクラ 3本
・玄米 1合弱(炊き上がった状態で300g)
・
ニンニクオイル 大さじ1
・鷹の爪 1本
・仕上げのオリーブオイル 大さじ1くらい
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 少々
・針生姜(生姜を細く千切りにしたもの) 少々(なくてもよい)
■アサリだし(360cc分)
・アサリ 400g
・水 400cc
・昆布 10㎝角1枚
■白インゲン豆のピュレ(作りやすい分量)
・白インゲン豆 250g
・ミネラルウォーター(軟水) 2リットル
・昆布 15㎝角1枚
・干し椎茸 2個
・玉ねぎ 1/4個
・セロリ、ニンジン 各1/4本
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 大さじ1
■昆布だし(作りやすい分量)
・水 1リットル(水出しの場合は軟水が好ましい)
・昆布(おすすめは上品なだしがとれる利尻昆布か、優しいだしがとれる山出し昆布) 20g
※イタリア、エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。