撮影時、最も将棋に熱中し上達した永山さんは今でも将棋の虜
「実際に現場で指すときは違うので、(卓上)盤と駒をちょっと奮発して買って。さすがに脚付きは買いませんでしたが、毎日指して椿油で駒を磨いて、っていうことをずっとしていました」
そうした姿勢もあってでしょうか。今年春に行われた本作のヒット祈願で瀬川五段は、一番将棋に熱中していて上達したのは永山さんだと明かしました。その熱中は、現在も続いているようで、「虜になっていますね。今でも指していますし。今、撮影したいぐらい。今のほうがかなりうまいから(笑)。(本作の)撮影が終わって別の現場に入っても、4〜5時間の空き時間ができたときは、私服に着替えて近くの将棋道場に行って指していました」。そんな永山さんに将棋の魅力を聞いてみると……。
「面白いですね。やればやるほど果てしなくて。プロの対局を観ているだけでしびれます。この作品に携わるまではわからなかったですけどね。なんか盤の前に並んで頭抱えて、シュールだなって(笑)。でも、ちゃんとやってみると違うんですよね。勝ったと思ったところから逆転されて負けたりする。将棋は宇宙のようでもあるし、パズルのようでもあって……。偉そうなことはいえませんが、すごく楽しんでいます」
将棋は一生できるスポーツだという永山さん。撮影で地方に行ったときも、「将棋道場を探して指しに行きました」と相当なハマりよう。