土井善晴さん絶賛！香港の伝統と日本の食材のマリアージュ「ヘイフンテラス」

“鳳凰の飛び立つテラス”というファンタジックな意味を持つ「ヘイフンテラス」は、緑豊かな日比谷の一角に建つホテル「ザ・ペニンシュラ東京」内の中国料理レストラン。世界文化遺産、古都・蘇州のしっとりとした美しい古典庭園様式を取り入れたというインテリアが別世界へといざない、心弾む時を演出します。

中国の素材を取り入れた趣のあるダイニング。

この店の長年のファンである土井善晴さんは、その魅力を「伝統に裏打ちされた風格ある料理。一方でベースとなる広東料理に日本の食材をうまく組み込むなど、柔軟で感性の光る料理にも出合えること」と語ります。


なかでもお気に入りは、広東料理文化の一つ、飲茶スタイルでいただくランチ。蒸し点心、揚げ点心、スープ、麺などのコースを中国茶（別料金）と味わいます。「選び抜かれた上品な味わいの中国茶は、茶葉と湯量、温度、飲み頃をきめ細かくコントロールしてサーヴしてくれます」と土井さん。

ランチには、ベテラン点心師が作る点心中心のコースも。秋の献立で出される上海蟹みそ入り蒸し餃子や、帆立貝入りシューマイは、極薄の柔らかな皮に包まれたこくのあるあんが美味。香り豊かな松茸ペーストをからめた麺や、黒トリュフの香るかぼちゃスープも登場。3680円（平日のみ）。

伝統の看板料理、金華豚のチャーシューと甘酸っぱい梅醬でいただくローストダックも、ぜひ味わいたい逸品です。

「国産金華豚の釜焼きチャーシューと釜焼きローストダック広東スタイル」。特製の大きな釜でローストされる料理はこのレストランの名物。4080円。