なにげない日常のお出かけにこそ、“似合う洋服”を着ることが大人のお洒落の腕の見せ所。ただし、年齢を重ねることによる体型や肌の色ツヤの些細な変化が加速する40代・50代は、ファッションの過渡期といえます。「何を着てもぴんとこない」と、おしゃれに消極的になっている人にこそおすすめしたい、注目ブランドを5つご紹介します。
1.INTOCA(イントゥーカ) 2.ebure(エブール)3.YLÈVE(イレーヴ) 4.L’UNE(リュンヌ) 5.ten.(テン)
4.L’UNE(リュンヌ)
ヒップラインに差がつく、革新的なパンツと出会う1990年代にパリのモードに触れた前沢祐子さんがディレクターを務める「L’UNE(リュンヌ)」。
“変化していく女性の体に寄り添った服”をコンセプトに3年前にスタートしました。 ブランドが得意とするアイテムの筆頭が、ヒップラインをしなやかに見せるパンツ。
ヒップ位置を高くする立体裁断を取り入れたパターンワーク、後ろ身頃の生地をバイアス使いにしてシルエットに変化をもたらす工夫など、日本女性が抱える体型のコンプレックスを解き放ってくれるテクニックの数々が、成熟世代の女性に支持を得ています。また、ブランドの立ち上げ当初から手がけているスモーキングジャケットにも、今季は新たな一着が加わりました。
メンズライクなアイコンに、シフォンやレースといった艶めく透け感をミックスし、引き算を心得た女らしさは、あなたのおしゃれ指数をアップさせること間違いなし。
秋冬コレクションから特におすすめのLOOKをご紹介します。
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アトリエでもある「Salon de L'UNE」(完全予約制●東京都世田谷区代沢4-32-1)には、全モデルのフルサイズが揃い、フィッティングをすることも可能。
構成・取材・文/樺澤貴子