壮大な歴史に想いを馳せて、優麗な空間に身を置く贅沢を 「マリー･アントワネットの間」に隣接する、文化遺産として登録されるコンコルド広場に面したボールルーム。1778年のフランス・アメリカ間の同盟締結のサインや、1919年のヴェルサイユ条約(国際連盟発足)の調印式が行われたのもこの広間でした。「この空間にはさまざまなエモーションが詰まっているのです」とアリーヌさん。
2階のボールルームの窓からはコンコルド広場が望めます。この歴史ある広間を、スイートルームにコネクトできるという最高にラグジュアリーなサービスは驚き。
「マリー・アントワネットの間」へと続く階段は、ホテル内でも18世紀の面影を最も感じさせるスペースの一つ。 アーティスティックなデザインのソファが、モダンな空気を醸します。
【短期集中連載】 華麗に甦ったパリの伝説「オテル･ド･クリヨン」
撮影／武田正彦 取材・文／河島裕子 ◎次回は、オテル・ド・クリヨンならでは！の美しいスイートルームの数々をご紹介。
