気鋭の料理人が地素材と対峙し、直球で挑む金沢の旬味金沢の名店で研鑽を積んできた片折卓矢さんが満を持して独立しました。
地の食材から生み出される最上の美味を追求し、松茸は、能登・珠洲の朝採れのものを求めて往復300キロ、合計6時間かけてはるばる足を運び、その帰りに七尾港へと立ち寄って魚介を仕入れるなど、生産者の元へ出向き、そのとき一番の食材を仕入れます。
料理は、素材のうまみをシンプルに引き出した直球の味わい。カウンターの目の前で削られるかつお節から作り出されただしは、一点の曇りもなく、その芳潤さに驚かされます。
また骨董を中心とした名器との取り合わせも見事です。コース2万円~、松茸コース3万円~(19時スタート)。要予約。
表示価格は税抜きです。
「家庭画報」2018年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。