オープンワークのモチーフは、ネックレスやブレスレットなど素肌に纏うアクセサリーとしても活躍。写真は作品の「ガーランド」。ネックレス(左、右)各25万円〜、ストラップ(右上)10万円~。唯一無二、伊藤さんのオリジナリティ伝統的なレースは木綿や麻が主流で白が多い中、日本刺繍に学んだ伊藤さんは発色の良い絹糸を用い、作品をフレーミングするバイアスループも絹地のきものから作ることが特徴。
ニードルポイントレースの伝統技法である、「ブランケットかがり」と「ウィービング」という2つのテクニックを組み合わせることで、多彩な表情を生み出します。
2006年、地道に作り続けたオリジナリティ溢れる作品が、ギャラリストの目に留まり、初の個展を開催。以後、NHK文化センターをはじめいくつかの教室を持ち、「ファゴッティングレース」の世界を広めていきます。
ストラップは、ループの一部をシャツのボタンにかけて楽しむこともできます。無地の帯に縫い留めると、どこにもないオリエンタルな和装スタイルに。ベネチアングラスの花入れから着想した「クリスタルベース」(左)、初夏の風情をかがった「蜻蛉とクレマチス」(右)各35万円~(ファゴッティングレース作品代のみ、帯地が仕立て代は別)。