【問題】寒いので、お葬式に厚手のタイツを履いていってもよいですか?
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
葬儀での服装は、地方ごとに違いがありますが、基本的には礼服あるいは準礼服となっていますので、ある程度の透け感のある黒のストッキングが原則です。元々カジュアルなレッグウェアであるタイツはNGでしょう。
といっても寒い地方などでは、タイツでOKになっている場合もあります。寒がりの方は、無理をせずに周りの方や葬儀屋さんに尋ねてみてはいかがでしょう。
もちろんお年寄りや妊娠中の方など防寒が必要な人は、タイツを履いても小言をいう人はいないでしょう。ただし、模様などがない黒の無地のものを選んでください。
また、気持ちとしてはマナーを守りたい、でも寒さには耐えられないという方におすすめなのが、ストッキングの重ね履きです。ベージュのストッキングを履き、その上から透け感のある黒のストッキングを重ねるという方法です。これでしたら、心身共に満足できるでしょう。
冬のお葬式で、もう一つ気になるのは手袋でしょう。着用はOK、でも飾りのないシックな、黒を選ぶようにしてください。また、焼香や出棺の時は、外すのが原則です。
【答え】基本的には避けたほうがよいでしょう。
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写真/PIXTA