9月2日に開かれた本作品の製作発表記者会見では、マリーとフェルセンのデュエット『あなたへ続く道』を花總まりさんとともに披露した。――地方公演も含めて5か月にわたる長丁場。喉のケアも含めて体調管理が大変そうです。
「そうなんです。気をつけていても、自分ではどうしようもないことが起きたりするので、大変だと思います。それをどう乗り越えて作品に挑むかということを『モーツァルト!』で学ばせてもらったので、生かしていきたいです。
自分としては毎回、その時の自分のMAX、自分の中での満点を目指して舞台に立っているんですけれども、みんながそうすることで作品が深まっていったり、役者が成長していくところを見ていただけるのは、やっぱりロングラン公演ならではの醍醐味だと思います。あまり決め込まず、自分でも新しいものを発見しようという気持ちで日々挑んでいきたいです」
――今回演じるフェルセンは、容姿端麗なスウェーデンの貴族。ばっちり似合いそうです。
「頑張ります、ありがとうございます(照笑)。演出家の方を含めて、これまであまりご一緒させていただく機会がなかった方が多いカンパニーなので、これまでとはまた全く別の現場に挑むようなイメージでいます。作品がどんなふうにでき上がっていくのか楽しみです」