【問題】洋服のサイズ表記が国によって違うので、インターネット通販で買い物するときに自分のサイズがよくわかりません。
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
インターネットなどの普及で、海外からの通販も簡単になりました。ファッションアイテムを、個人輸入して楽しむ人も増えていますが、注文の際のサイズ決めはなかなかやっかいなものでしょう。
S・M・L表示のTシャツのような商品でしたらある程度の想像はつくと思います。でも4とか8とか36とか40とかといった数字による表示は、一覧表を確認するのが一番でしょう。
注意したいのは、ヨーロッパでも国によってサイズ表記が違う点です。日本の9号に相当するのが、ドイツでは36、フランスでは38、イタリアでは42といった具合です。
もう一つ忘れないでもらいたいのは、日本をはじめ多くの国のサイズ表記は、バスト回りを基準にしていることです。日本人と欧米人の体型の違いは、ご存じの通り。対応表で同等のサイズであっても、ウェストやヒップサイズが大きすぎたり、小さすぎたりということも少なくありません。
また、メーカーやデザインによりサイズにバラツキがあります。
海外からの通販は、日本では売られていない商品が購入できたり、割安に購入できるなどの楽しいメリットがあります。でも、サイズに関しては、万が一のリスクも覚悟しておいたほうが良いでしょう。
【答え】一覧表を確認するのが一番です。それでも基準体型やメーカー、デザインによってサイズのバラツキはありますから、リスクがあることを認識しましょう。
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