【作り方】
1:さつまいもを厚さ5cmに切る。太さは直径7~8cmのものが手頃。
2:皮を一周分むき取り、太いひげ根は芯をえぐって取る。均一に火が入るように、太い部分の皮を厚めにむいて円柱形に整える。皮の厚さに気をとられず、形を揃えることに注意
3:下ごしらえしたさつまいも。皮をむくと黒ずんでくることがあるが、その場合は部分的に切り取る。揚げ油を火にかけ、180℃に温める。
4:全体に薄力粉をまぶし、箸でトントンとはたいて余分な粉を落とす。
5:ころもにくぐらせる。ころもがはがれやすいので、しっかりとつける。薄力粉ところもがさつまいもの皮代わりになり、身をガードして余熱調理がうまく進む。
6:180℃に温めた油に入れ、20秒ほどですぐに裏に返す。温度が下がらないうちに、全体のころもを固めること。
7:1分たたないうちに、裏に返したり横に倒したりをくり返して、まんべんなく火を入れていく。さつまいもは重いので浮かず、常時フライパンの底についているので、焦げつかないように頻繁に面を変える。
8:合計で30分ほどかけて、表面に香ばしい揚げ色がつくまで揚げる。油の温度が下がってきたら、火力を上げ下げして170℃をキープ。火が入ってくるとさつまいもの皮のような色がつき、甘い香りがしてくる。
9:油から取り出し、1個ずつペーパータオルで包んで10分ほど余熱で火を入れる。
「天ぷらが上手に揚げられない」という悩みに答えるレシピ本。教えるのは、銀座の名店「てんぷら近藤」主人。使うのは、ご家庭のフライパン。使う揚げ油は、高さ3cm分。これで、絶品の天ぷらが作れます。この本では、野菜や魚介、36種の天ぷらの作り方を、”動画のように”細かくプロセス写真で追って解説するので、どなたにも分かりやすく、作りやすさバツグン! 天丼や天茶など、天ぷらを使ったアレンジメニューもご紹介します。
近藤文夫(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/日置武晴