LESSON48(最終回)
空間を変えるコーディネートの力で旅気分を楽しむ
マンションの一室という空間を、季節の移ろいやシーンに合わせて整える。そんな横瀬多美保さんの暮らしを通して、コーディネートの魅力や、美しく生活を重ねてゆくことの喜びを提案してきたインテリアレッスン。
1年間にわたった連載の最終回は、旅からインスパイアされたインドスタイルのおもてなしテーブルを拝見します。この連載は最後となりますが、皆さまの日常空間こそインテリアレッスンの実践の場。センスとアイディアを生かして、毎日を楽しんでみてください。またお会いしましょう!
「レイノー」のPARADISシリーズのシュガーポットに入れて供したのは、料理研究家の久保香菜子さんのレシピで作ったグリーンカレーと、料理研究家の河村みち子さんに教えてもらったベトナム風トマトカレー。奥のパクチーサラダを盛った金属製のボウルは、昔「ダナ キャラン」で見つけたもの。Tips1
旅の経験が自分らしいコーディネートにつながる
“自分らしいコーディネート”とは何かと考えたとき、旅の記憶や経験が一つの鍵になると多美保さんは言います。
「知らない風景や文化に出会える旅は、心にさまざまな感動を与えてくれます。その時、素敵だなと思った物やことをコーディネートで表現することが度々あります。親しい友人が集まる今日は、たった一度の旅ですっかり魅せられてしまった、インドでの旅の記憶を生かしました」
メニューがカレーなら、招く側も招かれる側も気兼ねなく集まれます。暑い季節に食欲を刺激してくれるスパイシーな香りの2、3種類のカレーと、簡単な前菜を用意して、カジュアルなカレーパーティを楽しみます。