【ケース1】私は決断力があって何事もリズムよくこなすタイプ。なのに上司は究極ののんびりタイプ。今の職場ではイライラすることが増え、ストレスがたまってしまいます。
自分で言うのはなんですが、私はレストランでのメニュー選びやショッピング、もちろん仕事の場でも、あらゆる場面で決断が早いほうです。でも上司はゆったり構えるタイプで、どんなことでも決めるまでにとても時間がかかり、打ち合わせは長いし、召集回数も多い人。手掛けたプロジェクトは必ず成功するので、才能のある方だなあと密かに尊敬してはいるのですが、その途中段階は「もう、早く決めてよ~!」と心のなかで叫ぶほど。何か対応方法はありますか?
【小林朋子さんからのアドバイス】なるほど。こういうことってありますよね。
それでは、お二人の「マイナンバー」を気質と役割分担の面で見ていきましょう。
あなたは「1」「3」「4」。「1」「3」は「陽」の数字、「4」は「陰」の数字。「陽」の数字を2つ持っているので、本質的にゆっくり考えるよりも行動しながら考えるタイプです。
役割分担で見ると、「ムードメーカー」の「3」、「リーダー」の「1」、「サポーター」の「4」と満遍なく持っているバランスのいい人物です。
一方、上司は「6」「9」「11」。「陰」が2つ、「中庸」が 1つなので、落ち着きがあって慎重派。迷いが生じやすいという性質もあるので、どうしても決断するまでに時間がかかってしまいます。
役割分担で見ると、「6」「9」という「リーダー」の数字を2つと、「サポーター」の「11」を持っています。
《気質》のバランスボックスに印をつけると一目瞭然!
バランスボックスの黄色は陽、グレーは陰、白は中庸を表します。
《役割分担》のバランスボックスにも同様に印を。
バランスボックスの黄色はムードメーカーで営業タイプ。赤はリーダーで管理職タイプ。青はサポーターで研究者・技術者タイプ。
総合的に読み解くと、陽の数字を多く持つあなたは思考のペースが速いので、どうしても陰の数字の多いじっくり型の上司をせっつきたくなってしまうのは仕方がないことだと思います。ですが、それでは人間関係がうまくいきません。数秘術から見えてきたことを、他者理解に役立ててみましょう。
「上司はじっくり考えるタイプで、自分とはスタイルが違う。でも、だからこそ冷静に結論を出し、みんなを引っ張ってくれるし、情の深さもある」とリーダータイプの上司を理解しましょう。それに、あなたにはムードメーカーの素質もあります。イラッとしても、チームのメンバーにコーヒーブレイクを提案するなど、率先してひと呼吸置く工夫をして、上司の返事を待つように心がけてみましょう。みんながハッピーに過ごせて、仕事が今まで以上に楽しくなり、きっとうまくいきますよ!