【ケース2】会社での真面目な仕事ぶりが評価されて、10人いる企画部門でチームリーダーに抜擢されました。仕事はやりがいもあり楽しいのですが、部下の中にいつも大声で話す年下の男性がいて、苦手だと感じています。場を盛り上げてくれることもありますが、彼は思ったことをすぐに、そして結構ストレートに言うタイプなので、何か意見されるたびに私のやりかたを非難されているように感じてしまい、傷つくこともしばしば。この人とどう接していけばいいのか、悩んでしまいます。
私自身のことを分析してみると、どちらかといえば内向的で、こつこつ努力型。もともと誰とでもすぐに打ち解けられるという性格ではないので、仕方がないのかなと思う気持ちもありますが……。
【小林朋子さんからからのアドバイス】気にしないようにしようと思っても、どうしても忘れられないひと言ってありますよね。
お二人の「マイナンバー」を、今度は役割分担と成長サイクルの面で見ていきましょう。
あなたは「4」「7」「1」。役割分担で見れば「リーダー」の数字「1」と、「サポーター」の数字「4」「7」を持っています。人の前に立つということは、あなたにとっての目標や使命であって、どちらかというと、人をサポートするタイプの人物です。
成長サイクルで見ると「創造期」「発展期」「成熟期」にそれぞれ数字を持ち、バランスの良い人物と言えます。
一方、部下の男性は「1」「5」「3」。役割分担で見れば「ムードメーカー」の数字「3」「5」と、「リーダー」の数字「1」を強み、得意分野として持っています。
成長サイクルで見ると「創造期」の「1」と「3」、「発展期」の「5」を持っているので、思いついたことをよく考えずに発言してしまう傾向があります。
《役割分担》のバランスボックスに印をつけると一目瞭然
バランスボックスの黄色はムードメーカーで営業タイプ。赤はリーダーで管理職タイプ。青はサポーターで研究者・技術者タイプ。
《成長サイクル》のバランスボックスにも同様に印を。
バランスボックスの水色は創造期。青は発展期。濃紺は成熟期。
部下の男性は、あなたから見ると「明るく元気な人」に見えるかもしれません。でも、彼は実はリーダー気質で、言ったことには責任を持つという男気があるタイプ。そして、決して悪気はありません。そこを理解してあげましょう。
また、彼自身、創造期の数字を２つ持っているので、子供っぽい言動があっても当然です。ここは、上司のあなたがバランス感覚を発揮して、大らかな気持ちで接してあげるとうまくいきますよ。もし、気になるようなことを言われても、聞き流すようにして、なるべく気に病まないようにしましょう。スタイルの違いを知って相手を受容できれば、お互い、気持ちよく過ごせますよ！
今回は、お二人のお悩みに数秘術家の立場でお応えしました。似たような悩みは、みなさんも抱えているのではないでしょうか。そんな方達の役に少しでも立てれば、嬉しいです。
さて、ここからは番外編になります。
上司や部下、同僚にマスターナンバーの「11」「22」「33」を持っている人がいる場合のアドバイスをしておきましょう。
彼らは、ほかの人達とは異なる思考を持っています。それは仕事でコミュニケーションを取るうえでは“壁”となってしまうかもしれません。でも、彼らはそれを凌駕するような「特別な役割」を持っているのです。
たとえば、職場の全員が頭を悩ませているときに、突然、とびきりのアイディアを思いついたり、交渉が難航しているときに、さらりと契約を結んでくれたり……。「この人がいてくれてよかった！」「ミラクル！」と思うときが来ます。だから、そこも含めて彼らを理解して、うまく付き合っていきましょう！ きっと人間的な魅力にあふれているはずですから。
こんなふうに職場にいる人達をバランスボックスで読み解いて、相手の性格や考え方を理解できれば、「こういうタイプなのね」と心の準備をして向き合えるので、これまで感じていたストレスから解放されるはずです。該当する数字を囲むだけで、傾向がすぐにわかるバランスボックスを毎日に役立ててくださいね！
