【問題】
桜前線ならぬ「たけのこ前線」を知っていますか?
桜(特にソメイヨシノ)の開花日が等しい地点を結んだ「桜前線」。日が経つに連れて前線は北上し、列島がピンクに染まります。
そんな「桜前線」を追うこと1週間から10日後、2月の南鹿児島から始まり、九州から四国、近畿、関東、4月末には北限である東北南部へと、たけのこ(孟宗竹)の食べ頃「旬」が北上します。これが「たけのこ前線」。
たけのこは竹の芽の部分で、土から頭をのぞかせるときが一番柔らかい時期。1日に1mも伸びるほど急成長し、大きくなると堅くなってしまいます。ほかの野菜は品種改良や温室栽培が進んで一年中入手できますが、たけのこはこの時期を逃すと新鮮なものは食べられません。そこで、開花時期が北上しつつパッと散る桜に習い、「たけのこ前線」と称します。同じ孟宗竹も気候や土の質で味が違うので、たけのこ好きは「たけのこ前線」に注目するわけです。
【答え】南九州から始まって北上する「たけのこの旬」のこと。
大人検定365とは?素敵な大人が知っておくべき常識、マナーをQ&A方式で毎日お伝えします!
ジャンルはパーティでの振る舞いから日常にある今更聞けない疑問まで。
日々の会話、コミュニケーションのヒントにもお役立てください!
#大人検定365をもっと見る
#食文化をもっと見る
写真/PIXTA 文//森山弥生