レイアウトのお手本は昔見た、美しい風景竹藪を切り開いた向こうに 比良山が見えてきたら、 すぐにはさ木を植える段取りをした。 イメージは、ヤマザクラのある 広場から真っすぐに比良山に 向かう農道。
今はもうなくなってしまったが、 20年以上前に撮影した風景写真が残っているので、それがお手本。
クヌギを植える間隔は、 おおよそ決まっていて、 専業農家の西村さんたちに手伝ってもらった。 ほんの一角でもいいから、 昔ながらの風景が戻ってきたらいいなと思う。
植えたクヌギの横に杭を打ちこんで、 風に揺れないように補強する。専業農家の西村さんと、 はさ木を植えるレイアウトの打ち合わせをする。ショベルカーも動員して応援してもらった。これまでの記事はこちら>> 今森光彦
1954年滋賀県生まれ。写真家。 切り絵作家。
第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞などを受賞。著書に『今森光彦の心地いい里山暮らし12か月』(世界文化社)、『今森光彦ペーパーカットアート おとなの切り紙』(山と溪谷社)ほか。
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