北インドのカレー、アルーベイガン。アルー=じゃがいも、ベイガン=なすという意味で、万人に愛される黄金コンビの野菜を合わせた料理です。これからが旬のじゃがいもと、そろそろ旬も終盤のなすの組み合わせで、今が一番おいしい一皿かもしれません。
最初はピリリ、野菜といただくとマイルド。香味野菜やスパイスなどを混ぜ合わせた“味のベース”の水分をしっかりとばして濃度が出てから野菜をからめましょう。そうすることで味がボケません。『「ナイルレストラン」ナイル善己の やさしいインド料理』より。
「スパイスと相性がいいからか、インド人はなすとじゃがいもが大好き。揚げると油のコクが加わって、絶対おいしくできるんです。トマトピューレはすぐれもので、酸味とコクが野菜の甘みに合い、とろみづけにもなります。揚げたなすに赤いカレーがからんだ様子もきれいなので、玉ねぎは炒めすぎず明るい色に仕上げましょう。パンだけでなくご飯と合わせてもいいですよ」(ナイル善己さん)。
【材料 4人分】
・なす(1.5cm幅の半月切り) 3本分
・じゃがいも(一口大に切る) 2個分
・A [玉ねぎ(みじん切り) 1/2個分/にんにく、しょうが(各みじん切り) 各1かけ分]
・B [トマトピューレ、水 各100cc]
・C [バター 20g/サラダ油 大さじ1]
・揚げ油、塩 各適量
・クミンシード 小さじ1
・カスリメティ(仕上げ用。あれば) 大さじ1
・パウダースパイス [ガラムマサラ 小さじ1/ターメリック 小さじ1/2/カイエンヌペッパー 小さじ1/3]