【問題】
神社のシンボルである「鳥居」。この意味は?
取材・文/磯 由利子 取材協力/神社本庁
私たちが神社に行くとまずくぐる「鳥居」。これは「鳥居」を境に神社と私たちの住む世界の境界を示しています。神社によっては境内に鳥居が複数ある場合もあり、これは鳥居をくぐるごとに神聖度が高まることを表しています。
鳥居から社殿に向かう道を「参道」と呼びますが、参道の中央は“正中”という最も尊い道とされています。鳥居の語源は「神聖な鳥の止まり木」「鳥がいたところ」「通り入(い)るところ」など諸説あり、海外にも鳥居に似た建造物があるため発生も定かではなく、多くの謎に包まれています。
出雲大社の銅鳥居、厳島神社の海上の大鳥居、伏見稲荷大社の朱色の千本鳥居など、「鳥居」の大きさ、素材、デザインもいろいろです。神社を巡る際に「鳥居」に注目してみると、今まで気づかなかった発見があるかもしれませんね。
【答え】「鳥居」から先は神様の神域、私たちの住む世界との境界を示す「門」の役割です。
大人検定365とは?素敵な大人が知っておくべき常識、マナーをQ&A方式で毎日お伝えします!
ジャンルはパーティでの振る舞いから日常にある今更聞けない疑問まで。
日々の会話、コミュニケーションのヒントにもお役立てください!
#大人検定365をもっと見る
#日本再発見をもっと見る
写真/PIXTA