【問題】
神社でよく見る、白いひらひらした紙飾りは何でしょうか?
取材・文/磯 由利子 取材協力/神社本庁
「紙垂(しで)」は、「四出」「垂」とも書き、神社の注連縄(しめなわ)や玉串についている白い紙のことです。
「紙垂」は神聖であることを示す印で、悪いものを寄せ付けないためにつけます。家庭では神棚やお正月飾りで紙垂を使いますし、大相撲の横綱土俵入りの際には、紙垂のついた注連縄を化粧まわしの上からつけるなど、神社以外の場所でも見かけることが多い身近なものですね。
「紙垂」には昔は木綿(ゆう。※楮や麻を原料とした布のこと)が使われていましたが、現代は半紙、美濃紙、奉書紙が一般的です。「紙垂」の折り方や切り方の違いで吉川流、白川流といった流派がいくつかあり、垂れる形により二垂、三垂、四垂などあります。神社や地域それぞれの伝統もあるようなので、神社を訪れた際、紙垂に注目して見てみるのも面白いかもしれませんね。
【答え】紙垂。
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写真/PIXTA