【問題】
お正月の伝統遊び「羽根つき」には、どんな意味があるでしょうか?
(1) 幸せになれますように。
(2) 病気にならないように。
(3) お金持ちになりますように。
取材・文/磯 由利子
お正月の羽根つきは、江戸の昔から女の子の遊びです。室町時代には宮中で「こぎの子勝負」が行われたという記事(『看聞御記(かんもんぎょ)』)があり、正月にその年の年占いということで、末広がりの形をしたこぎ板(羽子板)でこぎの子(羽根)をつき、厄除けを祈願したともいわれています。
そして羽子板は、女の赤ちゃんの無病息災のお守りの意味も持っています。羽子板でつく羽の玉、あの黒くて堅い玉は“むくろじ”という大木の種ですが、これは漢字で「無患子」と書きます。「子供が患わない」という意味が込められています。
毎年、年の瀬の羽子板市がニュースになり、お正月には子供が羽根つき遊びをする風景も見受けられます。遊びの由来を子供たちに説明して、日本の伝統的な遊びを次の世代に伝えていきたいものですね。
【答え】(2)病気にならないように。
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写真/PIXTA