非日常のお洒落の扉を開く、クチュール・コレクション
石田さんが自由な発想で手がける、アート作品のようなクチュール・コレクション。造形の美しさから、クローゼットに収め観賞するだけで満足しそうですが、ほんの少しの勇気出してかぶってみるとハッとするほど、纏う女性の新たな表情を引き出します。今シーズンは、フィンランドのフォックスファーをアイコニックに用いたシンボリックな7作品が登場。その中から、厳選した3点に、オーセンティックでありながらディテールに石田さんの感性が光る2点を加えた、華やぎのマスターピースをお目にかけます。 Information
Boutique Salon CoCo(ブティック サロン ココ)
東京都港区西麻布4-8-1
石田欧子/Ohko Ishida
帽子デザイナー
平田暁夫の長女としてパリで生まれる。1989年Haute Mode Hirataに入社し、2000年に自身のブランドH.at(エイチ.エイティー)を立ち上げ、同年ロンドンのVictoria and Albert Museumにて展示とミニショーを行う。2014年Akio Hirata(アキオヒラタ)のチーフデザイナーに就任、H.atのデザイナーも兼任。2016年パリで個展“LE COUP DU CHAPEAU”(帽子がやってきた)を開催。東京・表参道にて回帰展“パリの後で”を開催。 パリコレクションや東京コレクションの帽子を担当。その他デザイナーブランドの帽子も多数手がけている。著書に『スタイリッシュ クロッシュ』(文化出版局)がある。
次回は、石田欧子さん自身のブランド「H.at」から、日常の一つ先のお出かけからパーティの装いまでを、スタイリッシュに仕上げるコレクションを厳選してご紹介します。 価格は全て税抜きの本体価格です。また今回ご紹介した帽子は、全てが1点ものです。 撮影/岡田ナツ子 帽子の背景画/平野 傑 取材・構成文/樺澤貴子