人は年を取れば取るほど素直になったほうがいい
道太郎は素直に家事に取り組み始めますが、世の中そんなお父さんばかりではありません。
「難しいよね。そのへんの年代というのは、凝り固まりすぎちゃってるから。でも僕は、年を取れば取るほど人は素直になったほうが楽しいし、ラクだろうな、幸せだろうなと思うんですよ。それがまた難しいんだけど。素直って、格好いいですよね。いるんですよ、お年を召してとっても穏やかで素直な方が。僕も目指しているんですけど、難しいですね」
定年後は悠々自適にと夢見ていた道太郎は、家事デビューと同時に元上司の誘いをきっかけに地域デビューも果たします。その場となったのがラジオ体操会。今回、久しぶりにラジオ体操をしたという草刈さん。「3分間で、なかなかいい運動になるんですよね」とラジオ体操のよさに目覚めた様子で「終わったあと、気持ちいいんですよ。3分間だから簡単だし。けっこう疲れていても、清々しい感じになったりしますよ」と絶賛!? そして、「ラジオ体操会に入って、人付き合いが苦手だった道太郎がいろいろな人と出会って変わっていくところ」が『体操しようよ』の面白いところだといいます。
ラジオ体操制定90周年にあたる今年。本作を機に「やり続けようかなと」思った草刈さんですが……。「最近ちょっと怠けてます(笑)」