同じく歴史ある「栗久」の6代目社長、栗盛俊二さんも、「伝統工芸品ではあるけれど、現代を生きる一般社会のかたがたに“使いやすい”“使って便利”と感じていただきたい。だから私は常に、購入してくださったみなさんの声を聞き、創意工夫しています。使いやすさを追求していくと、その延長線上に実用性を備えた美しさが宿ります。それを飾って眺めるのではなく、どんどん使って、汚れたり不具合が生じたら修理して、日用品として長く愛用してほしい」と話します。
こちらの小皿、実は、栗盛さんが友人に引き出物を相談されたことがきっかけで誕生した人気商品。製造過程で出る端材を生かしたアイディア商品です。端材の薄さを逆手にとり、貝殻のように細く巻き込んだ曲線に。「お洒落小皿」5枚セット1万円/栗久。