10月4日は「いわしの日」だそう。1(い)0(わ)4(し)の語呂合わせですね。脳の働きをよくするDHAや中性脂肪を減らし動脈硬化や脳血栓を予防するEPAなどの栄養素がたっぷり含まれていることで知られているいわしは、健康維持のためにたくさん食べたい食材です。
今日は冬野菜のれんこんと組み合わせたはさみ揚げをご紹介しましょう。はさみ揚げといえばひき肉が定番ですが、本レシピでは、包丁で細かくたたいて調味料と混ぜたいわしがひき肉の代わりになります。小麦粉をまぶしたれんこんで挟んで、衣をつけて揚げればできあがり。シャキシャキしたれんこんの心地よい食感でいわしの旨みを味わいましょう。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・れんこん 150g
・いわし(三枚におろしたもの) 100g
・長ねぎ 1/3本
・ブロッコリー 30g
・薄口醤油 小さじ1
・小麦粉、揚げ油、塩 各適量
・揚げ衣 [小麦粉 50g/水 80cc]
【作り方】
1:れんこんは皮をむき、8枚の輪切りにする。水に浸け、水気を拭き取る。長ねぎはみじん切りにする。ブロッコリーは小房に分ける。ボウルに揚げ衣の材料を混ぜ合わせる。
2:いわしは包丁で細かく叩き、1の長ねぎと薄口醤油を混ぜ合わせ、4等分にする。
3:れんこんにはけで小麦粉をまぶし、2のいわしをはさんで4個作る。
4:揚げ油を180℃に熱し、3に揚げ衣をつけて揚げる。ブロッコリーは素揚げにし、塩をふる。
5:4のはさみ揚げを半分に切って器に盛り、ブロッコリーを添える。
家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。
野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫