秋の味覚・きのこは、ビタミンやミネラルなどの宝庫でありながら低カロリーという優れた食材。このきのこがたっぷり手に入るこの時季は、オイル漬けにして常備菜にしておくと便利です。オリーブ油で炒めたきのこ類に塩麹とおろしにんにくを混ぜるだけ。
もちろんこのまま副菜としてもいいですが、サラダの具材や、パスタにからめたり、白身魚のソテーにたっぷりかけるなど、洋風の料理に使うことができます。また、きのこの漬け汁をごま油としょうゆにアレンジすると中華風の味わいに。こちらは冷や奴や中華麺のトッピングによく合いますよ。野菜料理家・庄司いずみさんの『やさいの常備菜』より。
【材料 できあがり保存容器600cc分】
・A [まいたけ(ほぐす)、ぶなしめじ(石づきを落としてほぐす)、えのきだけ(根元を落としてほぐす) 各150g]
・オリーブオイル 大さじ6
・塩麹 大さじ2と1/4
・おろしにんにく 小さじ3/4
【作り方】
1:オリーブオイルとAを鍋に入れてザッと混ぜ、蓋をして中火にかける。
2:中火のまま2分加熱し、火を止めて塩麹とおろしにんにくを混ぜ、容器に移して保存する。
庄司いずみさんの『やさいの常備菜』は、忙しい日にも野菜がしっかり摂れる「作りおきおかず」「おかずの素」レシピ集。蒸して塩をしただけ、調味料とあえただけというシンプルなストック術からお馴染みのお惣菜、また常備しておきたいタレやソース、ジャムまで保存版の一冊です。
庄司いずみ(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/千葉 充