冬の根菜、れんこんがそろそろ出回る時期です。ビタミンCやミネラル、食物繊維のほか、ポリフェノールの一種であるタンニンといった栄養素がたくさん含まれてるれんこんは、体を内部から温めてくれ、免疫力をアップしてくれるので、風邪予防にも一役買う食材。収穫後は変色して傷みやすいため、保存がきく常備菜にしておくと便利ですよ。
ごま油でれんこんとたっぷりの刻み昆布を炒め、調味液を注いで加熱すればできあがり。刻み昆布を入れることでうま味が加わり、だしを使わず気軽に作れます。保存期間は冷蔵庫で4~5日。そのまま食べるほか、れんこんを刻んでからご飯に加えた混ぜご飯、水で溶いた小麦粉に混ぜこみフライパンで作るお好み焼きもおすすめです。野菜料理家・庄司いずみさんの『やさいの常備菜』より。
【材料 できあがり保存容器600cc分】
・れんこん(薄い半月切り、またはいちょう切り) 大1節(200g)
・乾燥刻み昆布(水で戻す) 20g
・赤唐辛子(小口切り) 1と1/2 本
・A [水 80cc/酒 大さじ3/しょうゆ 大さじ1強]
・ごま油 適宜
【作り方】
1:鍋にごま油を熱し、赤唐辛子を炒めて香りがたったられんこんと刻み昆布を炒めあわせる。
2:Aを注いでかき混ぜながら中火で加熱し、水分がとんだら火を止める。
庄司いずみさんの『やさいの常備菜』は、忙しい日にも野菜がしっかり摂れる「作りおきおかず」「おかずの素」レシピ集。蒸して塩をしただけ、調味料と和えただけというシンプルなストック術からお馴染みのお惣菜、また常備しておきたいタレやソース、ジャムまで保存版の一冊です。
庄司いずみ(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/千葉 充