【男の場合】
《メンタル》チャレンジ精神が男性更年期障害を遠ざける
●堀江重郎先生に伺いました“夢と冒険のホルモン”といわれるテストステロン。
「男性が冒険ものを好み、試練や困難に立ち向かう英雄に自分を投影しやすいのもテストステロンの働きの1つと考えられています。このホルモンの分泌量を増やすうえで基本となるのは“未知の世界にチャレンジする精神”です」と堀江先生は説明します。
テストステロンには“愛を与える”という特性もあり、「元気のない男性がボランティアをするとすぐに調子がよくなります。誰かと一緒に行動するのはさらに効果的なので、ご夫婦で取り組んでみるのもよいでしょう」(堀江先生)。
下記にテストステロンが増える活動例を示しました。ぜひ挑戦してみてください。
男性ホルモン「テストステロン」が増える活動例
● ボランティアに取り組む
● こだわりのある旅をする
● ブランド品を買う
● 料理を作ってふるまう
● 仲間と趣味に没頭する
堀江重郎(ほりえ・しげお)先生
1985年東京大学医学部卒業。泌尿器がんの根治術と男性医学を専門とする。男性更年期障害に対応する「メンズヘルス外来」を日本で初めて開設するなど、この分野の医療を牽引する。すべての男性を元気にする目的で設立された「日本Men’s Health医学会」理事長。
関口由紀(せきぐち・ゆき)先生
山形大学医学部卒業。2005年横浜元町に女性医療クリニックLUNAを開設。複数の医院で婦人科、女性泌尿器科、乳腺外科、美容皮膚科、女性内科などトータルな女性医療を行う。15年大阪・心斎橋に開業。18年9月に横浜の医院を統合して新施設に移転。
篠原一之(しのはら・かずゆき)先生
1984年長崎大学医学部卒業。専門は脳科学、内分泌、心療内科。女性ホルモンのバランスの崩れによる心身の不調を香りで緩和する研究・商品開発に取り組むとともに、東京・銀座のクリニックで香りを用いた女性の健康法を提案している。
●小山嵩夫クリニック こころと香りの外来東京都中央区銀座1-7-10 ヒューリック銀座ビル3階
電話:03(3561)0711
診療:第2・第4土曜 要予約 自費診療
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/唐澤光也〈レッド ポイント〉本誌・西山 航 スタイリング/高橋尚美(静物) モデル/桐生ちづる 取材・文/浅原須美 渡辺千鶴
「家庭画報」2018年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。