【問題】 節分の時期に咲くことから名が付いた花はどれでしょう?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
ちょうど節分の頃に花を咲かせることから「セツブンソウ」と名づけられた花があります。正解は写真2のセツブンソウ。
ちなみに写真1はフクジュソウで、セツブンソウと同時期に咲き出しますが、「福寿草」という縁起のよい名前から、お正月の飾りに用いられることも多く、「ガンジツソウ」(元日草)という別名もあります。
そして写真3は、南ヨーロッパ原産のキバナセツブンソウ。セツブンソウと同じキンポウゲ科セツブンソウ属に属しますが、セツブンソウより少し遅く開花します。いずれも春いちばんに花を咲かせ、初夏を迎える頃には葉も茎も枯れて地上部から姿を消してしまうため、スプリングエフェメラル(春の儚きもの)と呼ばれます。日本では「春植物」という言い方もします。
フクジュソウやキバナセツブンソウは花も大きめで、何より鮮やかな黄色で存在感を示しますが、セツブンソウの花は白くて小さく、群生で咲いていない場合などは、よく地面を見ていないと見落としてしまうこともあります。ただ、アップで見ると、白い花びらの花心には黄色と紫の蕊(しべ)があり、しゃれた雰囲気で、とても人気があります。
【答え】2
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写真/横田秀樹