写真左から、1白難波、2紅千鳥、3白加賀【問題】白難波、紅千鳥、白加賀、3品種のウメのうち、おいしい実がなるのはどれ?
ウメは中国原産ですが、かなり古くに日本に渡ってきたといわれ、万葉集にはウメを詠んだ句が100種以上もあり、奈良の時代のお花見といえばサクラではなくウメをさすほど親しまれていました。江戸時代になると品種改良が盛んに行われ、より美しい花を愛でる「花ウメ」と、よりおいしく大きな実をつける「実ウメ」に大別されるようになりました。
さて問題に戻ると、実を収穫することを目的として栽培するなら実ウメの品種を選ぶのが確実。写真1の白難波(シロナニワ、またはシロナンバ)と写真2の紅千鳥(ベニチドリ)は花ウメ、写真3の白加賀(シラカガ)は実ウメ。白加賀は関東地方に多く流通し、肉厚で緻密な実がなる人気品種です。でも、実ウメといっても白加賀は花も清楚で美しいので、全国の多くの梅園に植えられています。
【答え】写真3の白加賀
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写真/横田秀樹 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)