【問題】スプリングエフェメラルと呼ばれる花はどっち?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
写真1はキクザキイチゲ。写真2はスミレ。スプリングエフェメラルと呼ばれるのは写真1のキクザキイチゲです。
スプリングエフェメラルとは「春の儚きもの」の意味で、早春の一時だけ花を咲かせると、初夏まで葉を茂らせ、その後は次の開花期まで地中で過ごす性質の植物のことで、「春植物」とも呼ばれます。
キクザキイチゲをはじめとするキンポウゲ科イチリンソウ属の花や、ケシ科のエゾエンゴサク、ムラサキケマン、またユリ科のカタクリやショウジョウバカマなどがよく知られているスプリングエフェメラルで、いずれも山野草のような素朴で美しい花が魅力です。
温暖地では3月に開花するものが多く、まるで春の到来を告げに舞い降りた妖精のよう。ちなみに写真2のスミレは花期が少し遅く、4〜5月に咲きます。
【答え】写真1のキクザキイチゲ
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写真/横田秀樹