【問題】モクレンとコブシはどう違うの?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
モクレンもコブシもモクレン科モクレン属の落葉高木です。サクラが咲き出す前に大きな花を枝を覆うほどにたわわに咲かせる姿が美しく、古くから非常に人気の花木です。
モクレンにはよく見かける紫色花のシモクレンや白花のハクモクレンなど仲間が豊富にありますが、原産地は中国や欧米。それに対し、コブシの原産地は日本で、韓国の済州島にも一部自生しています。
花を見ると違いは一目瞭然。写真1はコブシ、写真2はサラサモクレン。花のサイズはモクレンのほうが大きく、コブシはやや小さく華奢で、花びらも細いのが特徴です。
最近ではコブシの八重咲き品種も増え、花びらが重なり合う優雅な花も登場しています。またコブシは開花時に花の下に小さな葉がつくので、そこに注目すると見分けがつきます。開花時期にも若干違いがあり、モクレンは3月中旬から、コブシは少し遅れて3月下旬から咲き出します。
花色はモクレンの紫、サラサモクレンのピンクのほか、最近では海外の品種との交配でクリーム色の花も登場し、新鮮な印象を楽しめます。
【答え】花のサイズはモクレンのほうが大きく、コブシはやや小さく華奢で、花びらも細いのが特徴です。
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写真/横田秀樹