【問題】サクラによく似たこの花木の名は?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
写真を見て、これはサクラではないの?と驚かれた方も多いのではないでしょうか。可憐なピンクの花を咲かせるこの木、実はアーモンドなんです。
サクラもアーモンドもバラ科の落葉低木で、花もよく似ていますが、アーモンドのほうがサクラより1〜2週間早く開花します。また、花の根元をよく見ると、アーモンドは花柄(かへい)が短く、枝に直接花がついているように見えるのが特徴です。
花が終わると5月〜6月に実が膨らみ、7月下旬には収穫。果肉を取り除いた仁(さね)を乾かして軽く煎ったのが、私たちが食べているアーモンドです。
代表的な産地のスペインでは春にアーモンド畑が美しい淡ピンクに染まる景色が有名ですが、最近では日本でもアーモンドを栽培するところが増えています。
ちなみに神戸にある東洋ナッツ食品ではアーモンドの木が大切に育てられていて、1978年以来、3月中旬にアーモンドフェスティバルが開催され、多くの人がサクラより一足早いお花見を楽しんでいます。
【答え】アーモンド
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写真/横田秀樹