【問題】 世界中で愛されている『ピーターラビットのおはなし』で、お腹が痛くなったピーターラビットに、お母さんが煎じて飲ませたハーブは何でしょうか。
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
マクレガーさんの畑で野菜を食べているところを見つかって逃げ帰ったピーターは、その夜、まだ醒めやらぬ興奮と緊張からお腹が痛くなってしまいます。そのときにお母さんが煎じて飲ませてくれたのが「カモミールティー」。
カモミールはキク科の一年草で、春〜初夏に白の可愛い小花を咲かせ、和名の「カミツレ」でも知られます。ヨーロッパでは古くから薬用に利用されてきたハーブで、抗炎症作用がある成分カマズレン、アピゲニンを含み、ストレスによる胃腸の痛みをやわらげたり、気持ちを静めて寝付きをよくする作用などがあると言われています。
カモミールにはジャーマン種とローマン種の2種がありますが、ローマン種は苦みがあって飲みにくく、ハーブティーには、リンゴのような香りと酸味が感じられるジャーマン種を利用します。
というわけで正解は2。写真はジャーマンカモミールです。
ちなみに写真1はラベンダー、写真3はタイムで、いずれも古くから利用されてきたハーブです。
【答え】 2. カモミール
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参考/『ピーターラビットのおはなし』(福音館書店) 写真/横田秀樹(1と3)、PIXTA(2)