【問題】チューリップの名所では3月から5月の大型連休まで見頃が続きます。なぜでしょう?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
家の庭で咲いているチューリップの花は、咲いてから萎むまで3〜4日程度。あっという間に旬が過ぎてしまう印象があります。しかし、チューリップの名所では3月下旬から咲き出し、春の連休頃まで花がたくさん咲いています。
チューリップは系統によって開花時期が異なっていて、早生の系統は3月下旬〜4月上旬、中生の系統は4月上旬〜中旬、晩生の系統は4月下旬〜5月上旬が開花の目安になっています。
開花時期の異なる系統の品種を上手に組み合わせると、3月下旬〜5月上旬まで、チューリップのリレー咲きが楽しめます。チューリップの名所で花が長く楽しめるのもこのためです。
ちなみに秋に流通するチューリップの球根には、系統を表す英字が記載されています。たとえば一重早咲きならSE、八重遅咲きならSL、ユリ咲きならLなど。この英字の略号を開花時期の表と照らし合わせると、どの時期にどの花が咲くかがわかり、春の庭づくりがより具体的に計画できます。
【答え】異なる系統の品種がリレー咲きするから
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写真/横田秀樹