【問題】 4月8日は花祭り。お釈迦様の像にかける「甘茶」の材料はどれでししょう?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
“アマチャ”とは植物名で、アジサイ科の落葉低木でヤマアジサイの変種。ヤマアジサイにと比べると葉が薄く、光沢がないのが特徴です。葉や茎を蒸して乾燥させたものを煎じると甘みがあることから、アマチャと呼ばれます。
4月8日の花祭りは、お釈迦様の誕生日を祝う灌仏会(かんぶつえ)の俗称。春の花で飾られたお堂に、お釈迦様の誕生仏を水盤(浴仏盆)に安置し、アマチャを煎じた「甘茶」を注いで参拝する習わしが古くからあります。
なぜ甘茶なのか? お釈迦様が生まれた際に九頭の龍が天から芳しい甘露を注いで産湯を満たしたという伝承がもとになっているといわれています。
ウリ科にアマチャヅルというよく似た名前の植物があり、これが使われることもありますが、正式な材料はアマチャ。花祭りで使われることから寺院の庭に植えられていることも多いので、お出かけの際に見つけてみてください。
【答え】 写真1はクチナシ、写真2はツバキ、そして写真3がアマチャですので、正解は3です。
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写真/PIXTA(1と3)、横田秀樹(2)