迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
これまでの記事を読む>> 迷い世代の服選び 第31回
おしえておおさわさん!
「ヘアスタイルが常に迷子です」
スタイリストのおおさわ千春さんが、多くの迷い世代が抱えるファッションに関するお悩みに答えする全4回の最終回。自分のスタイルを探す手がかりに。
【お悩み】最近、髪型や髪色に迷っています。急にバッサリ髪を切りスーパーショートにしたり、はたまた白髪染めをあえてやめてみたりする女性を見て、「こういうのもアリなのかも?」と思うことも。おおさわさんはどう思いますか?
【お答えします】急なイメチェンは周りが受け入れづらいのでおすすめしません40歳を過ぎたあたりから、体型だけじゃなく、髪質もどんどん変化してきます。今までストレートだったのにくせ毛になったり、ボリュームがなくなったり、白髪が急激に増えたり……。もちろん、私だって同じで、数えだすとキリがない(笑)。
でもね、大丈夫! 変わっていくことを悩むより、どう変わっていけば素敵に見えるかを悩みましょうよ。
急激なイメチェンは
周りが受け入れづらい40歳を過ぎると、ハリとツヤがなくなるから、ロングヘアは似合わなくなる人が大半です。だからと言って、お悩みにあったように急にスーパーショートに変身するのは、私はおすすめできません。
えいっ!とバッサリ髪を切ることで、変化をもたらそうとする気持ちはよくわかりますが、この年齢になると、急な変化に「なんかあったの⁈」と要らぬ心配をされたり、周りの人が受け入れづらいことが多いからです。
それを打ち消すくらい、その人の個性が強いならもちろんアリですが、そうでないなら徐々に切るのが妥当。
また、長年のロングヘアをばっさり切ると、切った本人が予想以上にがっくりと落ち込むケースもよくあります。 少しずつ短くしていくなら、周りの人も自分も見慣れてくるので、上手にイメージチェンジを図れるはずです。
髪を切ると全身バランスが変わりますから、似合う服も変わっていくことも念頭に入れておくといいと思います。また、今は短い前髪も流行っていますが、妙に少女っぽくなることもあるので、私はおでこは出したほうが潔くて素敵だと思います。
ところで、みなさんは髪の色ってどうやって決めていますか?