髪は明るくなればなるほど
老けて見える次に髪の色ですが、肌の質感との相性もありますが、一般的に明るい茶色にすると老けて見えることが多いです。また、年齢を重ねた方のシルバーヘアは上品ですが、まだ40~50代なのに白髪染めをしていないと、「あれ? 思ったより年上なのかも?」と思われてしまうことも。
確固たるポリシーの表れとして白髪染めをしないと決断するならいいのですが、そうでないなら、ヘアカラーはしたほうがいいと私は思います。
髪の毛の明るさは、似合うかどうか、率直に意見を言ってくれる女友達に聞くのが一番。ヘアスタイルは、印象に直結するものだからこそ、人からどう見えるのかを客観的に知っておくことが大事だと思います。
迷い世代のおしゃれルール:年を取ったからこそ似合うようになる個性的な髪型やカラーも素敵ですが、それはその人のキャラクターがあってこそ。ファッションと同様に、今の自分らしさにこだわって、美しく進化していけるといいですね。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子