【問題】観劇の場に、ドレスコードはありますか?
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
観劇と言えば、バレエ、演劇、ミュージカル、歌舞伎など、色々ありますね。ガラコンサートのように、「正装」で出かけるべきものもあります。海外のオペラハウスには、かなりドレスアップした人が集うようです。
さて、日本での普通の観劇に関しては、服装の決まり事は特にありません。といっても、周辺の人に不快感を与えるような、カジュアルすぎたり、光る素材やカラフルな色使いの服装、さらに動くと音の出るようなアクセサリーは控えましょう。また会場の床にもよりますが、歩く際にコツコツと音の出るようなピンヒール、ミュール、種類によってはパンプスも避けましょう。
観劇は1時間、2時間と座りっぱなしになるので、ストレスにならないような伸縮性のある素材や、ゆったりとしたボトムスもおすすめです。空調の状況もわからないので、季節を問わず、念のためにストールや羽織ものを持参するとよいでしょう。
観劇やコンサートは、非日常的な空間を楽しむ社交の場でもあります。ドレスコードがなくてもお洒落をして、素敵な時間を過ごされてはいかがでしょうか。
【答え】日本での一般的な観劇の場合、ドレスコードや服装の決まり事は特にありません。
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写真/PIXTA