【問題】エコファーについて、正しい説明はどちらでしょう。
(1)仕立て直されたファーのこと
(2)人工のファーのこと
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
人工の毛皮を、最近は「エコファー」と呼ぶようになってきました。以前はフェイクファーという表記が一般的でしたが、「フェイク=偽物」という言葉がチープに聞こえること、ファッション業界が動物愛護や生態系保護に目を向けるようになったことを反映して、「エコ=ecology」つまり自然環境保護を意識させる、「エコファー」という言葉が一般的になってきました。
フェイクと呼ばなくなったもう一つの理由は、人口製品のクオリティの向上です。近年は、レザーやスエードだけではなく、毛皮も本物のような質感や光沢のものが作られるようになり、コレクションの中に積極的に取り入れるデザイナーも多くなってきています。さらに、リアルファーからの決別を宣言するメゾンも年々増えてきています。
海外のセレブをはじめとするファッショニスタ達の多くも、率先して「エコファー」のおしゃれを楽しんでいます。「NOリアル」の波、日本でも徐々に広がりつつあります。
【答え】2
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写真/PIXTA