【問題】ファッション用語「梅春」の正しい説明は次のうちどちらでしょう。
(1)梅の花を連想させるような濃いピンク色のこと
(2)冬服と春服の間に着ることを想定して店頭に並ぶ衣類のこと
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
冬物は11月頃から、春物は3月頃から店頭で展開されますが、そのあいだ、新年から梅の花が咲く2月頃に販売が開始される衣服です。海外ブランドでは「クルーズ」や「プレスプリング」と呼ばれるコレクションがその時期店頭に並びますが、日本では長年にわたり、春の訪れを期待するこの呼び名が使われています。(関連記事:
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冬物よりは春らしく明るめな色使いで、春物ほど薄手ではない素材が使われることが多いです。例えば、裏地のないスプリングコート、シルクやコットンのニットや羽織もの、そしてシャツやブラウス類です。同時に、綺麗な色のパンプス、スカーフ、バッグ類などの小物も少しずつ並ぶようになります。
「梅春」ものの多くは、冬物セールの時期に「除外品」としてスタートします。一足早い春の訪れを感じさせてくれる綺麗な色の商品は、女心を浮き立たせてくれでしょう。
【答え】2
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