【問題】春の結婚式に着物を着て行きたいのですが、紅葉(もみじ)柄しか持っていません。季節的におかしいでしょうか?
(1)全く問題ない。
(2)おかしい。
(3)柄付けによる。
結婚式へ着物で出席、素敵ですよね。でも着物には洋服以上に季節感が求められます。特定の季節に直接結びついている柄があるからですが、その代表が桜や紅葉(もみじ)などです。
紅葉(もみじ)と聞いて誰もが連想するのは秋でしょう。
実際、紅色、山吹など黄色系の色だけでしたら秋の着物になります。そこに青もみじが交ざっていれば初夏にも着ることができます。さらに紅葉の柄が春夏秋冬の花に交ざっていたら、四季柄となり季節に関係なく着られます。
また桜柄は、春の柄と考えるのが普通ですが、「国の花」ということで、季節に関係ないといわれることもあります。どちらにしても、桜と共に菊、撫子(なでしこ)、蝶などが描かれていれば、一年を通して着られます。
ただ、柄以外でも気をつけたいのが、格の高いホテルやレストランか、カジュアルな場所かによって、訪問着か付け下げなど場にふさわしい着物を選ぶ必要があります。
結婚式では、「柄ゆき」もお祝いのメッセージとなります。それなりの知識をもって選ぶことが大切でしょう。
【答え】3
大人検定365とは?素敵な大人が知っておくべき常識、マナーをQ&A方式で毎日お伝えします
ジャンルはパーティでの振る舞いから日常にある今更聞けない疑問まで。
日々の会話、コミュニケーションのヒントにもお役立てください!
#大人検定365 をもっと読む
40代の“何を着ていいかわからない”に答えます!
「迷い世代の服選び」を読む
写真/PIXTA